スムーズにOS(バージョン)移行を進めるコツ
Windows11には当初「10」のカーネル(OSの中核ソフト;メモリ・CPU・入出力デバイス等のシステムリソース管理用)が利用されておりました、一昨年10月末リリースの「11」 バージョン23H2適用までOSバージョンアップデートの難易度は比較的容易だったのですが、昨年10月始めにリリースされた『24H2』適用から既存アプリ・ドライバ・ソフト等への影響が広範囲に及び、難易度含め格段に移行レベルが上がってしまっています。
24H2はAI機能強化を筆頭に様々な変更が加わり、アップデート適用したユーザーからは不具合・トラブル発生が相次ぎ不満の声があがっているのが現状です。
現状分析
実はバージョン23H2のサポート期間終了は25年11月であり、24H2への移行はそれを踏まえて考えておくべきもの。
「10」とは大きく異なるユーザーインタフェース画面等の操作性やレスポンス、使い勝手も大きく変わります。そこを考慮した習熟期間を念頭に置いておかなければ現場業務が混乱する可能性が高いのです。
そのためできるだけ長くバージョン「23H2」での操作運用の習熟期間の確保が望ましいのですが、サポート期限直前の駆け込みにならないよう『24H2』へのアップデートも事前にスケジューリングしておくことが重要になってきます。数々のバグがある新バージョンが安定的なものになるのはまだ先になる見通しですが、サポート期間終了までに計画的な移行がすすめられるかが問われてくるのです。
効率的セットアップには
これまで多くの企業でそうした移行に際してクローンツールが用いられてきました。事前作成したマスターイメージを複製して各端末に配布するやり方です。
新バージョンはこれまでリリースされてきたメジャーアップデートと比較しても非常に問題が多く、そうした不具合を含んだバージョンをクローンするのはうまいやり方ではありません。
またこれまで活用されてきたクローンツール「Microsoft Deployment Tool」(MDT)も「11」では利用できないことがアナウンスされており、そうした状況ではユーザーがセルフにて実行できる新たなサービス等の利用も検討課題となってくると思われます。
デバイスキッティングやリカバリ時の省力化、バックアップ体制の整備やBCP対策として今後も将来的に『OS移行』は経営課題としてたびたび上がって来ることが明白なのです。