クラウドサーバ・ストレージ導入のすすめ

サーバーOS「Windows Server 2012/2012 R2」製品サポートが、本年10月10日で終了します。

上記サポート終了に伴いファイルサーバーの移行を検討されている企業様に向けクラウドストレージサービスの特徴や機能、メリットや導入後の業務改善につながった事例をご紹介します。

◆目次

  • オンプレミスのファイルサーバでは得られぬ「メリット」
  • 評価ポイント
  • オンプレミスのファイルサーバでは得られぬ「メリット」

    サポート終了で「セキュリティ更新プログラム(パッチ)の提供終了」「サポート窓口終了」「DX推進への妨げ」といった影響が生じます。そもそも論ですが「サポート終了後もWindows Server 2012を使い続ける」選択肢は除外すべきです。セキュリティを始めとした業務上の危険が急激に高まるだけでデメリットしかありません。

    最新のWindows Server 2022を搭載したオンプレサーバへの移行であれば、数年後は同様の繰り返し。オンプレサーバを持ち続ける場合、EOS(サポート終了期日)を考慮したスケジュールでの将来的対応が生じます。

    Server 2012が登場した当時と変わり現在はクラウドサービス(SaaS)利用が一般的。ファイルサーバーのクラウドへの移行は現実的選択肢の一つです。

    クラウドに移行にはどんなメリットがあるのか。

    まず「OSサポート終了からの脱却」です。オンプレでは『OSサポート』が終了するたび、最新OSライセンス・ハードウェア購入と旧サーバからのファイル移行――といった作業が発生しますが、クラウドに移行すればこうした作業の繰り返しは最低限で済みます。

    運用管理負担の低減にもつながります。ハードウェアメンテナンスや緊急の故障対応といった作業も不要、ストレージ容量が実質無制限のプランでは容量が不足しても追加コストが不要です。

    たとえば『動画ファイル』を扱う業務が増え、ストレージ使用量の増加ペースが予測しづらいという課題が生じてもクラウドサーバであれば常に一定コストで利用できます。
    また場所を問わず、どんなデバイス(PCやタブレット・スマートフォン)からでも安全にアクセスできるためテレワークに最適。社内のチームメンバー、社外の取引先とのファイル共有も手間をかけずにセキュアです。

    評価ポイント

    あるデザイン事務所では、ブランディングや空間デザインといったチーム型の業務をリモート化して効率化することに貢献しました。クラウドサーバの導入によりリモートワーク体制を構築。データ容量を気にせず、セキュリティ対策も充実している点が評価されています。

    モーターサイクル部品や工作機械、産業用ロボットのメーカーでは、オンプレのファイルサーバの運用負荷からの脱却を目指してクラウドへ移行。「重要データの消失、欠損リスクをなくす」ためサービスの一つである「巻き戻し機能(バージョン履歴管理機能)」を活用、誤って破棄/上書きしたファイルやフォルダを簡単に復旧でき、軽微なものなら現場ユーザーが5分程度で実行、運用負担の軽減につながりました。ランサムウェア感染で暗号化されたファイルも元どおりに復旧できます。

    社外からはアクセスできないオンプレのファイルサーバでは難しかったPC端末へのファイルコピー作業もクラウドでは手軽に実行でき業務効率が向上、従業員間の情報共有もスムーズに行われ、これまでとほぼ変わらない使い勝手も実現できるなど従業員からの満足度アップも実現。

    CADファイルなど約200種類のファイル形式をブラウザ上で表示できる機能性、5年に一度発生していたファイルサーバリプレースコスト削減効果、ランサムウェア対策における疑わしい挙動の検知、管理者へのアラート通知。疑わしいファイルを自動リストアップして画面指示によりファイル/フォルダを復元、ランサムウェアによりファイルを暗号化/破壊されても以前の状態に復元できる機能を兼ね備えています。

    弊社は『AWS』『Dropbox』『BOX』『Google cloud』『Microsoft365』等のクラウドストレージ導入移行の実績があり、御社事業に最適なご提案をさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

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