USB Type C規格の活用には

最新iPhoneなどを始めスマートフォンの価格高騰や使い勝手などの要素を勘案して、あえて古い機種を選んで購入する人が増えています。こうした動きは徐々に広がりつつあり、そうした場合に気をつけたいのがUSB充電規格のポートタイプです。

新規格

一例を上げるとPhone15シリーズから採用が始まった『USB Type-C』。
この規格は、当初100W程度の給電能力しかありませんでしたが、近年の目覚ましい性能向上により最大240Wでの給電に対応しています。

こうした技術進化でUSB Type-Cではこれまで給電が難しかったゲーミングPCや4Kディスプレイなどの高消費電力デバイスへも対応できるようになっています。

旧規格

しかしながら旧規格である『Lightningポート』を搭載のiPhoneが14シリーズまで使われてきたため、中古を購入する際には選択せざる得ません。

この中古製品には現在でも人気のあるiPhone8やiPhoneSEシリーズが存在しており、Lightningポートに対応したUSBケーブルは今でも手放すことが難しいのです。

変換アダプタ

ただしType-Cケーブルから旧規格LightningポートしかないiPhoneでも充電や転送ができる「変換アダプタ」も登場しています。このアダプタがあれば、外出の際にType-Cケーブルを使って古いiPhone及びType-CポートのAndroidを使えます。

他にもType-C対応のヘッドフォンなどのデバイスも使えたり、iPadにも対応しており、スマートフォンまたはタブレットからPC以外のデバイスへのデータ転送もできるのです。

注意点

Lightningからの脱却と新規格への移行は今後も続きますが、忘れるべきでないのがMacなどを始めとする周辺機器製品。Apple製品では特に長期にわたりLightning端子が採用されてきた歴史があるのです。

マウスやトラックパッド、キーボードやイヤフォンなどそうした製品は珍しくありません。
そのためMac製品のユーザーは、移行には時間がかかりそうです。