サポート終了後もWindows10を使いたい方には

来年10月のOSサポート終了を控え、なんとかアップグレードせず使い続けられる方法はないかと模索されている方々に朗報です。
Microsoftが有償提供する延長サポート「以外」にWindows10を使い続けられる裏技があります。今回この話題を取り上げ解説します。

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現状と課題

そもそもWindows11への移行がなかなか進まない原因として既存PCへのインストール要件が高く、現在利用中のPCが要件を満たせずアップグレードできないケースが多いと言われています。

これまでWindows10にセキュリティの重大な脆弱性が発見されるたびMicrosoftはパッチを提供、被害の拡大を食い止める責任を果たしてきました。

先日公開された「Windows Update」でも月例セキュリティ更新プログラムが含まれており、CVE(共通脆弱性識別子)で管理された百数十件の脆弱性に対応。深刻度が最高の「緊急」脆弱性も数件含まれ、最悪の場合、外部からリモートでプログラムを実行されてしまいます。

Windows10のサポートが終了しても何の手当てもせず使い続ければ、こうした「Windows Update」の恩恵は受けられず、深刻なサイバー攻撃被害に遭うリスクが急激に高まるのです。

拡張セキュリティ更新プログラムの提供

サポート終了後もOS10を使い続けたいユーザーには「拡張セキュリティ更新プログラム」(Extended Security Update:ESU)を提供することをMicrosoftは発表していますが、提供価格が非常に高額なため、結局のところパソコンを買い替えた方が安いとの見方もできます。

ESUは最大3年間利用可能ですが、利用料が翌年ごとに倍額に膨れ上がります。企業ユーザーでは1年目が61ドル、2年目には122ドル、3年目には244ドル。3年間合計で427ドル。この料金は一端末当たり。また3年経過すれば結局のところ買い替えとなる可能性が高いと言えます。

ソリューションの登場

そこで満を持して登場したのが重要なセキュリティパッチをMicrosoftに代わってサービス提供する企業。公式サポートが終了したOSに対応、そうした古いOSを使い続けるユーザーの安全を確保するセキュリティパッチを単独で提供してくれるのです。

このサービスを用いれば来年10月以降も悪用される可能性のある重大な脆弱性に対応したセキュリティ「マイクロパッチ」を受け取ることができるとともに、Microsoft本来のバイナリファイルを変更せず、メモリ内で実行中のプロセスに適用されます。

パッチダウンロードした後のPC再起動も不要。メモリ内のパッチの適用は、アプリを一時停止させパッチ適用してから続行することで実行できるからです。ユーザーはPC作業中にパッチ適用に気付くことはありません。

価格帯

中小企業および個人ユーザー向けには年額約25ユーロ(税別、端末あたり)、中~大企業向けは年額約35ユーロ(税別、端末あたり)、翌年以降もESUと違い倍額に膨れ上がることはありません。

ESUと比べて相当お安いのも特長です。また来年10月以降の少なくとも「5」年間にわたってWindows10の重要なセキュリティパッチを提供することをホームページ上で謳っており、長期にわたるサポートが期待できるのです。