Windows11でレガシーシステム等の稼働を検証してみた結果報告

OS11で動作検証したのは、「Word」「Excel」などのMicrosoft365アプリと以前スクラッチ開発したクラサバ型の基幹システム。利用方法は従来と変わらず、3週間にわたって使い勝手や動作に支障がないかを確認しました。その結果を公開します。

操作した感想

「Microsoft 365」のOfficeアプリを利用したところ、2日に1回の頻度でフリーズが発生。関数を多用するExcelファイルで作業をしている時に頻繁に発生しており、OS11に起因するものというよりメモリ不足ではと思いタスクマネージャーを確認、普通に作業をしていただけでもメモリの使用量が80%近くに達していました。

OS10では同様の作業でもフリーズはほぼなく、OS11は比較的メモリを消費しやすいのではという疑問が残りました。しかし、OS10で同様にタスクマネージャーを確認したところ、メモリの使用量は90%近くありました。OS11はまだまだ不安定な要素があります。

こうした現象はOfficeアプリの利用時だけでなく、タッチ操作でPDFファイルを表示しながらTeamsで会議をしていると「メモリが足りません」とのメッセージが表示されることがあり、やはりメモリー可動域に不安を感じる結果になりました。

レガシーシステムの場合

基幹システムの動作検証は、以前スクラッチ開発したクラサバ型のシステム。かなり古いシステムでOS11上で動作するか懸念されましたが、全般的にはエラーは発生しませんでした。レガシーシステムはOSアップグレード時における動作が気になるところですが、最終的にどの機能も全く問題なく稼働するかの確証は持てませんでした。

メモリ増設の必要性

検証マシンはOS11のインストール条件を満たすものでしたが第8世代CPUとスペックが高い機種ではなく、当初は操作に不安がありました。フリーズ現象を除いてはOS10と同等の使い勝手で特にストレスは感じませんでした。
メモリに関しては今回のようにフリーズを発生させないためにも最小スペックの8GBではなく、余裕を見て16GBにすることが望ましいと言えます。

まとめ

再来年10月にOS10のサポート終了、それまでにOS11への切り替えが必須。OS切り替え後にエラー発生の可能性は拭えませんが、業務各部門からの問い合わせが多く寄せられることを想定してあらかじめ検証を進めておくこと。

今回のOSアップグレード検証作業で難しさを感じたのは、トラブルやエラー発生がOS要因によるものか、PCやアプリに起因するものかの切り分け判断。来年までにWindows11ReadyPCでの準備を進め、業務システムなどOS11に最適化して、再来年に向け順次アップグレードするという段階的方法が本来は望ましいでしょう。従業員の方々がアップグレードした際に考えられるトラブル事例への対策として本ブログを参照いただければ幸いです。