Windows11エディション「Home」と「Pro」の違い

本日は基本的な知識を改めて整理します。
WindowsOSではサポートする機能やライセンスの違いなどいくつかのエディションが存在します。

量販店にて販売されるPCでは「Home」が多く、メーカー直販では「Pro」を選択できる機種も多いのですが、両者はどのような点が異なっているのでしょうか?くわしく解説します。

◆目次

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  • エディション種別
  • 一般的な傾向
  • 「Home」と「Pro」の主な機能の違い
  • 「Pro」の充実した組織管理機能
  • セキュリティ重視派に
  • クライアント管理の効率的運用に
  • 遠隔操作には
  • エディションによる価格差
  • エディション種別

    Windows11には実装されている機能により、幾つかのエディションが用意されています。
    一般ユーザー向け「Home・Pro」、企業向け「Enterprise」、教育機関向け「Education」「Pro Education」、ワークステーション向け「Pro for Workstation」、IoT機器向け「IoT Enterprise」、Armプロセッサ搭載PC向け「Windows on Arm」がそのラインナップであり、用途ごとに使い分けられます。

    一般的な傾向

    一般的に多くの人に利用されているのは、「Home」「Pro」「Enterprise」。ただし「Enterprise」については大企業向けであり、一般的にはPCへのプリインストールで提供されずにWindows OSあるいはそれを含むサービスとしてライセンス契約を結び利用します。ライフサイクルポリシーが異なりますが機能的には「Pro」がベースです。

    通常の量販店やメーカーの直販サイトでPCを購入する場合には、プリインストールOSとして「Home」または「Pro」のいずれかのエディションを選択して購入しています。

    「Home」と「Pro」の主な機能の違い

    エディション別の機能
    主な機能HomePro
    Windows Defender
    Microsoft Edge
    Cortana
    OneNote
    Windows Ink
    Windows Hello
    仮想デスクトップ
    PCからタブレットモードへの切り替え
    BitLockerによる暗号化
    デバイスの暗号化
    セキュアブート
    Windows情報保護(WIP)
    モバイルデバイスの管理
    グループポリシー
    Enterprise State RoamingとAzure Active Directory
    ビジネス向けMicrosoft Store
    割り当てられたアクセス
    動的プロビジョニング
    ビジネス向けWindows Update
    キオスクモードの設定
    ドメイン参加
    Azure Active Directoryドメイン参加とクラウドにホストされたアプリへのシングルサインオン
    リモートデスクトップ(サーバ)
    クライアントHyper-V

    「Pro」の充実した組織管理機能

    上記の表を見れば、Active Directoryやグループポリシーなどによる集中管理機能、リモートデスクトップのサーバ機能、Hyper-Vによる仮想化などHomeとProでは出来ることが全く異なります。これらの機能が業務に必須である場合は選択の余地はありません。

    しかしクライアントPCの管理が必要なければ、企業活動で利用するPCでも「Home」導入により大幅なコストカットが見込めます。

    セキュリティ重視派に

    「Pro」はディスクの暗号化機能である『BitLocker』をサポート。WindowsOSがインストールされたシステムディスクだけでなく、データ保存用デバイスも暗号化して紛失・盗難などのリスクからデータ漏えいを防ぎます。

    システムディスクは暗号化されていてもサインインだけでアクセス可能、ユーザーは暗号化されていることを特に意識する必要はありません。
    ただし犯罪者がディスクを取り出し別のPCに接続してデータを盗もうとした場合、回復キーの入力が求められ不明時にはデータを盗み出すことは出来ません。

    データ保存用デバイスの場合に関してもBitLockerで暗号化すればアクセス時にパスワードの入力が求められます。複雑なパスワードを設定することでディスク・USBメモリの紛失・盗難時にも保存データの漏えいリスクを減少させます。

    クライアント管理の効率的運用に

    またProでは、Active Directoryによるグループポリシー機能をサポート。Active Directoryへの参加クライアントPCの特定機能の制限・無効化が可能。例えば、Windows機能更新プログラムの適用を制限、検証が済むまでユーザー自身でのバージョンアップができないよう強制されます。

    またグループポリシー設定機能ではポリシーエディターを使って任意に設定できます。エディターが起動したら設定対象を選択、さらに右ペインで設定項目を選択して有効無効を切り替えます。

    遠隔操作には

    リモートワークが急速に進んだ昨今。自宅PCから会社ネットワークにVPN接続して遠隔操作(リモートデスクトップ)による作業を行う方が増えました。

    リモートデスクトップのクライアント(接続する方)はHomeでもサポートされますが、サーバ(接続される方)は「Pro」以上のエディションが必要です。

    エディションによる価格差

    直販サイトでは8800円(税込)程度の差があり、複数台の購入時にはコストにかなりの違いが生じます。たとえばActive DirectoryによるPC集中管理を行っていない場合、リモートデスクトップや暗号化ソフトウェアが必要ならば、そうした機能が既に搭載された「Pro」のコストパフォーマンスが高いのは一目瞭然です。

    WindowsOS11への移行・切り替えの際は用途や必要な機能などを考慮して、「Home」エディションで問題があるかどうかの検討がまず必要ですが、まずエキスパートに相談するのが得策です。