OSアップデート時の再起動が不要に?!
最新のWindowsセキュリティアップデートが実行される度に『再起動』が求められ、そのたびに作業を中断しなくてはいけない不便さや煩わしさに頭を悩まされていた方々に朗報です。こうした再起動が原則不要になるテストが進められていることを海外メディアが報じています。現時点ではあくまで予想であり、確定ではありませんのでご留意ください。
今回はこの話題を取り上げ解説します。
見通し
Microsoftは「XboxおよびWindows Server」の一部のエディションに「ホットパッチ」と呼ばれる再起動不要な更新方法をテストしており、将来的にOS11についても導入すべく準備を進めている段階であると海外メディアが報じています。
残念ながら皆無になるわけではなさそう。ただし、これが実現すれば再起動が必要になる月例セキュリティ更新の回数は年4回にまで削減される見通しなのです。OS11バージョン24H2のリリースに合わせ2024年後半にも導入が予定されているようです。
詳報
くわしい情報筋によれば、この再起動「不要」は保留中の更新プログラム適用のための再起動が必要なくなるということを意味せず、ホットパッチは数か月ごとに再起動の必要があるベースライン更新プログラムに依存しており「1 ・4・7・10」月の4カ月ごとの定期セキュリティ更新プログラムのみ再起動が必要となる可能性が高いとされています。これ以外の月ではホットパッチによる提供が予定され、原則、再起動は不要のようです。
ホットパッチが全てのエディションのOS11ユーザー対象なのか?そうではなくEnterprise、Education等の商用エディションだけに適用されるのか現時点では明らかにされていません。いづれにせよ、これまで作業中になかば強制的にPCを再起動され書きかけのファイルなど保存されず苦々しい思いを味わった方々にとって一刻も早い対応が望まれているのは間違いありません。