手軽に電気製品の消費電力を測れるお役立ちグッズのご紹介

高騰する電気料金を踏まえ、たとえば、身近な電気製品がどの程度の消費電力(W)・積算電力量(kWh)・積算時間(Hour)・積算電力料金(円)・CO2排出量(kg)等かかっているのかデータ測定できる簡易測定グッズを有効活用すれば電気料金の抑制につなげることも可能です。今回はこの話題を取り上げて解説します。

計測には

これはいわゆる「Wi-Fiワットチェッカー(メーター)」と呼ばれ、コンセントに接続、設定すれば上記データを計測・算出してくれる製品。専用アプリを用いてスマートフォンやPCから計測された数値をグラフ化して確認できるのです。リアルタイム監視やログ解析機能も製品によっては附属しており、取得データをCSVファイルに保存できる機能を備えたものもあります。

家庭向けや小規模オフィスでの活用

実際に家庭やオフィスに設置された電気製品の消費電力が知りたい時に非常に便利と言え、簡単に消費電力や消費電力量をデータ化してくれるのは大きな魅力。

ただし、いまのところ各コンセントごとの計測のみ対応、ブレーカー単位などでは計測できないため注意が必要です。

活用事例

たとえば、これからの季節に必要となるエアコン暖房とファンヒーターを比較してどちらが電気料金がお得か調べたりするのに重宝します。エアコンは特に外気温の変動に応じて消費電力が左右される傾向が強く、逆にファンヒーターは外気温に左右されないため、いずれの製品が最適な使用時間帯なのかを予測しながら使いわけるメリットが生まれるのです。

またHDD等のストレージ製品を利用する場合に大きな問題となりやすいのが電力消費量、HDDは起動時に最も多くの電力を消費しやすく、デスクトップPCにストレージを増設してキャパシティーを増やすには、PC電源ユニットの供給能力(電源容量)を越えない様、事前に増設ストレージ側の消費電力を精査しておく必要が出てきます。そうした際にも、こうした機器は非常に便利です。

効率的運用への見直し

こうした製品を用いて電力消費量の精査ができれば、どの時間帯にどのような製品が多くの電力を消費しているかある程度の把握が可能になります。そこで、分析データをもとにした見直しが可能です。

たとえばオフィスであれば、エアコンとサーキュレーターごとの消費電力を比較、湿度が低く涼しさを感じる時間帯はサーキュレーターのみや併用での運用であったり、酷暑ではエアコンへの負荷が高くなりがちなため、消費電力の抑制効果を高めるためには解析データをもとにして、小まめな温度管理やセンサーによる室温調整を繰り返して最適な電力消費につなげることも容易となるのです。

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